GMは一九九〇年初頭から生産能力削減(工場統廃合)、従業員削減のリストラに取り組んでおり、一九九〇〜九六年の台数生産性上昇は、好況とリストラ効果がプラスに働いた結果である。トヨタ自動車グループは一九八五、一九九〇年で二九・八台/人の台数生産性であったが、一九九四年二三・九台/人、一九九六年に二三・五台/人まで低下した。この問、従業員数は減少していないので、一九九〇年から一九九六年の生産台数減少に対して労働時間調整で対応したが、一九九六年は一九八五年に比べて二〇%生産性が下がった。以上から、「グループ経営」概念を導大した結果として、トヨタ自動車の台数生産性はGMに二二倍の生産性格差があるとの結論になる。上記の生産性は、「グループ経営」概念を導入して、内製率を同一のディメンションになるように調整した生産台数と従業員数の割り算の台数生産性である。台数生産性の正確な把握にはこの他に、稼働率調整、総労働時間の調整が必要である。そのうち総労働時間は調整した。稼働率調整は時系列に景気のよいときと悪いときの複数年計算する必要がある。その結果については付加価値生産性との比較で後ほど述べることとする。
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